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  • 2008.12.01 Monday
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フリーダム・ライターズ

貧困、人種差別、暴力が蔓延し、手がつけられないほど荒れてしまった高校の新任教師として派遣された若い女性教師が、生徒、そしてクラス全体を変える。
ザ・スーパー教師のお話。

休日はフルタイムで副業をしてお金を稼いで生徒を博物館に招待したり、アンネの日記を読んだりと、学生たちと正面から向き合い、まさに身を粉にして生徒に「学ぶ」喜びを伝えるエレン。

一人の先生がここまでできるんだなぁって素直に感心するし、見せ方も良かったと思います。変わっていく生徒たちの姿も大変気持ちが良く、2時間という上映時間を長く感じませんでした。また、エリン役のヒラリー・スワンクはすごくはまり役でした。清潔感と熱意がみなぎっていました。

ただ、働く女子的にどうしても気になることが・・・。
エリンは、仕事に一生懸命になりすぎて、相手が自分に合わせること(=同じ考え方でいること)を当然と思っているんです。そんな彼女に、ちょっと自分勝手だなぁと少々辟易。また妻とたいして話し合いもせずに離れる旦那にも失望。両者とも共感できなくて、なんともいえない嫌な気分に。

出来すぎた現実なんてないですもんね。仕方がない。
でも、こういう犠牲がないといけないのか・・・と感動がひっこんじゃいました。

さくらん

写真家・歌手・漫画家 それぞれに強烈が個性をもち、ファンの多い女性アーティストたち。
蜷川実花、椎名林檎、安野モヨコ、そして主演の土屋アンナ。
濃い女性だらけのコラボ作。

色が、とにかく鮮烈。
衣装も、セットも、鋭く主張する鮮やかな色の洪水。

全体的に漫画の世界観は大いに出ていたと思います。
やっぱり蜷川実花さんは監督ではなくて写真家何だなと実感。
「この動画の一枚一枚を切りとったら、美しい写真集ができるんだろうな」
と思えるような映像でした。
そして音楽が尖っていて大変目立つので、映画というよりは音楽と映像を楽しむ、
「とても豪華なPV」のように感じられました。

ストーリーは、女子による女子のための漫画。
女子が好きな女性。女子が好きな恋愛模様。
濡れ場も多いのですが、背中からのショットが多く、不思議なくらい全く生々しくない。
ターゲットも明確だし、好みの人の心さえ鷲づかみにすればいいのかなーって思います。
個人的には入り込める感じではありませんでした。
でも、映画ではなく美しいPVなんだ、映画というより実写の漫画なんだって思うと
「ま、これでいいかな」、「綺麗な映像見れたしいいかなー」っていう気分に。

大画面で観ると、各女性アーティストがそれぞれに主張しすぎていて、
個人的にはtoo muchだったので、
映画館で見るよりは、DVDで観たほうがよかったかもと思う作品でした。

パンズ・ラビリンス

お、重い…。
『キングダム』とか『ブラッドダイアモンド』とはまた違ったずっしり感…。
そして想像以上にグロテスク。
あまりにも残虐&痛そうで目を細めてしまった場面もあったり。
ファンタジーと思って油断して観てはいけません。

現実と幻想がいりみだれるお話ですが、悲惨な現実もラビリンスも陰鬱。
現実逃避であるはずの地下世界が希望に満ちた明るい世界じゃないのが普通と違う。
ラストで救われました。
完全にオトナ向けな映画でした。(子供はトラウマになるかも)
途中は痛くて辛かったけど、飽きさせない展開・ストーリー、(グロいけど)綺麗な映像で
満足度は高しです!!

しばらくは「歌詞のない子守唄」が頭の中をぐるぐるしていました。

スターダスト

ポスターとかテレビ予告を見る限りじゃ、
LOTRとかナルニアの二番煎じな大人向けファンタジー風。
脇役のミシェル・ファイファー、ロバート・デ・ニーロが豪華って印象くらい。
ぶっちゃけそんなには期待していませんでした。

とりあえず「宮崎アニメの実写版のようだ」というキャッチは違う気がします。
壮大な感じは全然ないけれど、こじんまりした楽しい映画でした。
大人向けというよりは、実は子供向けかもと思いました。

個人的に好きなのは人間味あふれたキャラたち。
悪態つくけど、恋をすると分かりやすーい優等生ではないヒロインとか
ちょっと情けないのに急に成長(?)して格好良くなる主人公とか
敵なのにコミカルでかわいらしい悪役たちとか、全体的にほほえましい感じでした。

筋は単純明快でベタ。
かといって『エラゴン』みたいに冗長ってこともなかったし、意外と好印象でした!
でも友人に勧めるかどうかで言ったら、子持ち限定かも。
「人は皆それぞれの魅力を持っている」とか「努力すれば夢は叶う」ってメッセージが
がとっても「教育的」でした。

子供がいたら家族で行きたい感じです♪

スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ

三池監督作品を見るのは初めてです。
源平合戦とマカロニウエスタンを融合させているのは面白い設定。
そして、日本人同士がカタコトの英語で喋り合う珍しい演出。
出演者はびっくりするぐらい豪華。
伊藤英明、佐藤浩市、伊勢谷友介、安藤政信、石橋貴明、木村佳乃、香川照之、桃井かおり、クエンティン・タランティーノ…
どの役者さんも、弾けきっていて、良い意味での悪ノリをしている感じでした。
でも、伊藤英明だけは「え?主役?」って感じの存在感でした。ごめんなさい。
エンディング曲は北島三郎が歌う「ジャンゴ 〜さすらい〜」です。映画にとってもあっていました。大好き。

荒唐無稽でド派手、かっこいいけどハチャメチャ そんな感じの映画だと思います。
観た後に何かメッセージが残ったり、感動したりする類の映画ではないみたいです。
どちらかというと「考えるのではなく、感じる」系の映画?
ストーリーはちょっとグダグダだったかも。
(ときおり笑いのツボがあわず、ちょっと寒い?とか思っちゃったし)

人によってかなり好き嫌いが分かれる映画だと思います。
(私はのりきれなかった系です…)

怪談

ジャンル的にはホラーですが、あまり怖くなかったです。
愛憎入り混じった女の激しい情念・嫉妬・怨念の怖さを描く作品なのだけれど、
一番重要なその部分の描写が弱く、ちょっと中途半端に感じました。

短い時間にいろいろ詰め込んだせいか(一人の色男が何人もの女性に愛される話なのです)
主役二人の愛憎関係に至る過程の描写がちょっと物足りないんです。
あとは、豊志賀の黒木瞳の演技かなー。
見かけは美しいのですが、どろどろした感情が浅いというか、なんだか表面的というか・・・。

他の俳優さんは良かったです。
木村多江、麻生久美子は幸が薄い役が本当にお似合いで、はまっていました。
一番好きだったのは、瀬戸朝香。かっこいい!
新吉役の尾上菊之助は造作が美しく、色香があるかも、と思ったものの
この絢爛豪華な女優陣に骨の髄まで愛される“美しい”色男って言われると
うーんって感じ。ちょっとぽっちゃりしてる?

美術と衣装がとても綺麗で、世界観は結構好きでした。
美しくて旬の女優さんばかり出ていて、目の保養にもなりました。
エンディングのあゆの曲だけはゆるせません。なぜ故これが選ばれたのか・・・

ボルベール<帰郷>

女優がみんないい!特にペネロペ。
正直、今までは「トム・クルーズの元彼女」ぐらいの印象しかなく、
一回も「いい!」と思わずにいたのですが、だいぶ見方が変わりました。

一人だけ異様に垢抜けているのは、まあご愛嬌。
とにかく赤が似合う!内からの情熱が赤に負けていない感じ。
こういう女性は素敵だなー。
タンゴを歌うシーンが素敵でした。口パクと分かっていても妙に似合う。
スペイン語の響きが好きなのかもしれません。

これもどちらかというと「感じる」映画なのかなーと思いました。

「女性のための映画?」って周囲には聞かれたけれど
女性監督じゃあ、撮れないんじゃないのかな。
監督はゲイとの噂だけれど、それでもやっぱり「男目線」な女の描き方って気がします。
映像から女性への愛おしさが感じられました。

アルゼンチンババア

うーん。原作を読んでいないせいか、
私にはあんまり良さが分かりませんでした。

出演者の行動がすべて唐突に思えて、
ストーリーについていくことが出来ませんでした。
そして、役者さんたちがそれぞれ何を表したかったのか
何を伝えたかったのか、私には分かりませんでした。

ババァなはずの鈴木京香は美しすぎた気がします。
でも、美しくない人が演じたら、誰も観に行かなくなるような気もします。

懺悔をします。
まったりとした、心地よい、ゆるい雰囲気に包まれ、
途中で眠くなってしまいました・・・。



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