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ノーカントリー

観ている途中は、とにかくハビエル・バルデム演じる殺人鬼のシガーが怖かったです。静かな狂気。声を荒げることもなく、テンションを上げることもなく、自分のルールに従って、成し遂げるべき殺しを淡々とこなしていく姿は、まさに怪演です。

目がすわっていたり暴れたりと表面から分かりやすい精神の異常よりも、外からは分かることはない内面的な歪みの方がずっと怖い。そして、自分ではちっともおかしいと思っていないことにも恐怖を感じます。ルウェリンの妻とシガーのやり取りを観ても、彼は自分の考え方は正しいと思っているし、絶対に何があっても意志は貫くんだということがよ〜く分かります。

私は「技術」、「仕掛け」、「技巧」が分かるような映画マニアではないので細かいことは良く分からないのですが、観終わってから全体のメッセージがじわじわと伝わってきました。私が感じたのは無常観。

メッセージはタイトル『no country for old men』そのままなんだなと思いました。「年寄りのための国はない」というよりは「古い奴ら(=変わらない奴)のための国なんてない」。

トミー・リー・ジョーンズが演じるベル保安官が、結局何もできなかったのと同じように、何かを変えたいと思ったり口にしたりしても、実際に変えようとしないなら、何も変わりはしない・・・。そういうことなのかなー。

観た後の気分は、決して良いものではなかったです。
冷たい重しを腹に入れられたような感覚がしました。

でも、観たことに後悔はしていないです。

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