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  • 2008.12.01 Monday
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マイ・ブルーベリー・ナイツ

観てから書くまでだいぶ経ってしまいました・・・

光の色合いが美しい幻想的映像、バックの優しい音楽・・・
やっぱりふわふわと酔わせてくれるような世界観でした。
ただ、この作品が「映像を見せるだけ」で終わらないのは、撮り方に起因する気がします。
ウォン・カーウァイは、“アドリブ重視”らしく、脚本が部分的に真っ白なこともあるそうです。
ブルーベリーパイとアイスクリームが混ざり合って、より一層美味なデザートになるように
役者さんたちの生き生きとした演技とのアンサンブルがあったからこそ、
「映像集」ではなく、「映画」になっていた気がします。


ストーリーの中では、鍵と扉が象徴的に使われています。
「鍵を捨ててしまったら扉はずっと閉じたまま(だから捨てない)」
「鍵があっても扉は閉じたままかもしれない」
「扉を開けられても、中に入らないこともある」
「扉を開けられても、ドアを開けたら誰もいないこともある」

恋愛はやっぱりタイミング。
どうしようもなくすれ違うときもあるし、自分から引っ張り寄せてうまくいくこともある。
やっぱり悲しいのはどうしようもなくすれ違う恋愛。

アーニーとスー・リンの恋の話は、ありがちだけれどもやっぱり見ていて辛かったです。
愛すれば愛するほど、相手からは離れられてしまう男。
だめとわかっていても酒に頼り、手紙に頼り、そして最後には脅しに頼るが、
もちろんうまくはいかない。
一方、別れてもなお自由を奪う彼の愛情が、嫌で嫌でたまらない元妻。
何度となく「いなくなればいいのに」と思っていたのに
実際に失ってみて、いかに自分にとって大切な人だったかに気がつく。

主人公のエリザベスはなんだかんだ言って、自分から引っ張り寄せているタイプ。
「自分を変えるために」NYを去った後も、エリザベスはジェレミーに手紙を送り続ける。
自分の住所は一切書かずに。
彼が“道”の向こうで待ってくれることを心のどこかで知っていて、
自分の感情を吐露する場として彼をつなぎとめている。
彼の好意を感じていなければさすがに出来まい。
手紙を貰う側のジェレミーは運良く(?)身近な誰かになびいてしまうことなく、
彼の中の彼女は大きくなるばかり。
このストーリーで悲恋にならないことは分かっていても、前述のすれ違う恋を見ると
エリザベスの小悪魔的行動が功を奏してハッピーエンドになって良かった、と安堵します。


それにしても、本当に女性好みの映画だと思います。
とにかくジェレミーが出来すぎています。女子の理想像ってやつでしょうか。
 ・「ブルーベリー・パイが売れ残るのは、ブルーベリー・パイのせいではないんだよ。」
  なんて肯定の優しい言葉をかけてくれる。
 ・失恋に泣く乙女をぎゅっと抱きしめる。
 ・突然いなくなった彼女を1年も待つ。もちろん身近な誰かに浮気したりしない。
 ・いつのまにか過去の恋人への思いは断ち切っている。
 ・一方的な彼女の「発信のみ」のやり取りにイラついたりやきもきすることはない。
 ・彼女と話すために町中のダイナーに電話をしてしまう。
 ・擦り切れるほどに、思い出のVTRを観る。
こちら側に好意がなければ、ただのストーカーっぽい気がしますが・・・
そもそもこの突っ込み自体が野暮なのやも知れませんが・・・


強いメッセージがあるというよりは
女性が求めているものをたくさん詰め込んだ、綺麗な万華鏡みたいな作品でした。
きらきらした美しい言葉や映像は、個人の経験や好みやそのときの気分によって見え方もメッセージも変わる。そんな感じがしました。

個人的には、ポスターの画像になっていた中途と最後のあま〜いキスシーンはキュンとしました。
・・・やっぱり私も女性です。

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  • 2008.12.01 Monday
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