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  • 2008.12.01 Monday
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いつか眠りにつく前に

重い病気にかかり、死の間際の数日を家で二人の娘と過ごす老婦人アン。
ずっと寝たままの彼女は、時折うわごとのように娘たちの知らない人たちの名前を口走る。彼女が人生の終わりに脳裏に浮かんだのは、激しくも短い、罪の意識に苛まれた、結ばれぬ恋。

映画は40数年前のその思い出と現在が交錯する構成です。気がついたら泣いていました。優しく、深い言葉がとても多い作品でした。派手でドラマチックな作品ではないのですが、完璧な美男・美女ではない、目で語る役者さんたちの織り成す世界に静かな感動をおぼえました。

印象的なシーンは、アンと親友ライラがベッドの上で語るもの。「私たちは、どちらかが、ハリスと結婚するべきだったのよ。 そうじゃない?」と聞くアンに「私達はそれぞれ、すべきことをしたのよ」と言ったライラ。ライラと話すことで、人生を受容され、心の奥にずっとあった罪悪感からも救われたアンの顔は、穏やかで優しい顔に変わっていました。

母を看取っていた二人の娘たちも、母の人生の夕刻を通じて救われます。姉は母への感謝の気持ちをようやく伝えることができ、仕事にも恋にも、自信を失っていた矢先に妊娠して戸惑う妹は、人生の先輩である母とその親友の言葉によって、前に進む勇気を得ます。

「幸せなときもあったし、そうでないときもあった」とライラが言うように、人生には様々な局面があって、常に不幸な人もいなければ、常に幸せな人もいないように思います。
どんな人生でも、自分自身がそれを受け入れられないと、後悔の人生になってしまうのかもしれません。

40代や60代、年齢と立場が変わったときにまた観たいと思う作品でした。

原題は「evening」。人生の夕刻。
よく考えられている邦題もとても素敵です。

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